Tag: メス・アイナク

Brent Huffman Honorary Award

IDFA名誉賞2015

IAFORドキュメンタリー映画アワードはここに記念すべき2015年IDFA名誉賞受賞者を発表させて頂きます。 2015年IDFA名誉賞受賞者はブレント・イー・ホフマン氏に決定いたしました。 ホフマン氏はアジアやアフリカ、中東で社会問題を扱ったドキュメンタリーや環境映画を10年以上にわたり制作しています。彼の映画はプライムタイム・エミー賞やジャクソンホール野生動物映像祭最優秀保護映画賞、フレズノ最優秀ドキュメンタリー賞などその他にも様々な賞を受賞しています。彼の数々の素晴らしいドキュメンタリー作品や、幾つかの重要な社会・環境問題についての認知度を世界中で高めようとする彼の努力が今回のIDFA名誉賞受賞につながりました。 監督、制作者、またドキュメンタリーやテレビ番組のシネマトグラファーとして活躍しているホフマン氏の作品はディスカバリーチャンネルやナショナルジオグラフィックチャンネル、NBC、CNN、PBS、アルジャジーラなど数多くのテレビ局で放送されました。さらに彼はサンダンス映画祭開幕に出席し、China Exploration and Research Societyのために民俗映画を制作した経験もあります。 ブレントホフマン氏はノースウェスタン大学のメディル・ジャーナリズムスクールで准教授を務め、ドキュメンタリー制作とその理論を指導しています。 ホフマン氏の最新作である“メス・アイナクの遺跡を救う(原題Saving Mes Aynak)”はカディール・ティモリ博士が、5000年の仏教の歴史を持つアフガニスタンンの考古学遺跡を、中国政府所有の鉱山会社による差し迫った破壊の危機から守るために時間と格闘しながら奮闘する姿を追っています。このドキュメンタリーはその文化保護と経済利益獲得のせめぎ合いを、アフガニスタンの考古学者達とメス・アイナク付近で働き生きる現地の村人たちの視点から検証しています。 彼の数々の輝かしい功績とドキュメンタリー制作への尽力、そしてIDFA名誉賞受賞を称えて、“メス・アイナクの遺跡を救う”は今年10月に神戸で開催されるIAFORドキュメンタリー映画祭で上映されます。

/ August 21, 2015

長編ドキュメンタリー“メス・アイナクの遺跡を救う”

IAFORドキュメンタリーフィルムアワードは、長編ドキュメンタリー“メス・アイナクの遺跡を救う(原題Saving Mes Aynak)”を今年度映画祭で上映することができることを大変光栄に思っております。 映画“メス・アイナクの遺跡を救う”は、アフガニスタンの考古学者カディール・ティモリ博士が、5000年の仏教の歴史を持つアフガニスタンンの考古学遺跡を、刻々と迫りくる破壊から守るために時間と戦う姿を追っています。 中国政府所有の鉱山会社が、この 考古学遺跡の直下に埋まっている1,000億ドル相当の銅を採掘しようと この太古からの地に迫ってきており、この映画はその文化保護と経済利益獲得のせめぎ合い を、アフガニスタンの考古学者達とメス・アイナク付近で働き生きる現地の村人たちの視点から検証しています。 カディール・ティモリ博士と彼の仲間の考古学者たちは、中国人やタリバン、そして地元政治勢力たちを相手に、不可能とも思える闘いに立ち向かっています。それは祖国アフガニスタンの歴史や仏教そのものの歴史を書き直すほどの価値のある 文化遺跡を破壊の手から守ろうとしているのです。 メス・アイナク保護プロジェクトは文化的に価値のある考古学遺跡を保護、保全するよう世界的に認識を高めています。、ガーディアンや、エグザミナー、イギリスのサンデー・タイムズなど様々な新聞社がメス・アイナクを救うため、プロジェクトに協賛しています。さらに、アフガニスタンの鉱山石油大臣であるダウド・シャー・サバ大臣は中国とアフガニスタンの探鉱契約には否定的な姿勢をみせており、 現在の採掘のあり方は最善の国益とは言えない とはっきり表明しています。メス・アイナクを救うことは今日の国際社会の良心や理性に対して 非常に 重要な影響を与えています。 IAFORドキュメンタリーフィルムアワードはメス・アイナク保護プロジェクトを支援できることを大変光栄に思っており、当映画祭で“メス・アイナクを救う”を上映することを心より楽しみにしております。

/ August 19, 2015